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オーバー50を応援する日記的ブログ 

C1 移り変わる大地との共生・洞爺湖有珠山ジオパーク

洞爺湖有珠山は度重なる噴火がありました。洞爺湖が産声を上げたのはおよそ11万年前です。それから、1、2万年前に有珠山が誕生し、8000年前の山頂噴火によって崩壊した後、有珠山は永い眠りに着き、1663年に活動を再開。現在までに9回の火山活動を繰り返しました。歴史的に有名な噴火は、温泉湧出が確認された1910年、昭和新山が誕生した1943~1945年、12000mの噴煙を上げた1977年、事前予知と避難に成功した2000年です。洞爺湖有珠山周辺地域は、世界的にも大変貴重な地球の息吹を感じられるスポットです。住民はその試練を乗り越え、生活を営んでいます。たくましく身を守り、また、火山の恩恵も受けています。
 
1943年の噴火により、土地が隆起して出来た昭和新山は、約400m。茶褐色の山肌は、当時の荒々しさを想像させます。今では、麓は国際雪合戦の会場として新しい活気を生み出しています。活火山と生活圏が近いのは世界的に珍しく、また、他分野の歴史遺産も残されているため、ユネスコ世界ジオパーク」国内登録第一号に認定されました。ジオパークとは、学術的及び景観的に貴重な地質遺産を、人類共通の遺産として保全するとともに地域の資源として活用していく自然公園です。
エリアの市町村は一体となり、保全のみならず地域経済や地域文化の発展を目指していく取り組みを続けています。
有珠山ロープウェイで、洞爺湖昭和新山の巨大パノラマを一望できますよ。※冬期休業あり。
山麓の駅「火山村」には、洞爺あかうしカレーなど、美味しいものがいっぱい。
ジオパークの魅力を分かりやすく発信する、火山村情報館もオープンしました。
 
ロープウェイご案内
有珠山ロープウェイ  山頂まで約6分。壮瞥町昭和新山184-5
                     電話  0142-75-2401  大人往復1450円
                     http://www.wakasaresort.com