これはフィクションです。実在の人物とは関係ありません。
シクラメンのつもり
真綿で首をシメラレルほど苦しいものはない 値上げの時の買い物みたい
ためらいがちに出した小銭に足りぬといって 振り向く店員
消費税外税表示 そんなの気づきません
薄紅色の「国産」肉ほど怪しいものはない 結婚前の君のようです
メイクをしてる君を抱けば怪しささえも置き去りにして
愛がいつの間にか歩き始めました 疲れを知らない子供のように
体重計が基準を追い越していく (やせた妻を)呼び戻すことが出来るなら
僕は何を惜しむだろう