E１０ 湯の国の冬はなまら熱い！
なまら（とても）寒い時期に、一日一万トンの豊富な湯量と上質の9種類の湯質を誇る温泉への感謝を込めて、また、今後の繁栄及び無病息災を祈る祭りです。
初日は厄払い湯鬼神の群舞で始まります。そして、子宝もちつき舞い、甘酒やおしるこの振る舞い、再び群舞となります。子宝もちつき舞い…地元の若い衆が扮したひょっとことおかめがユーモラスに踊り、体を密着させてセクシーに腰を振り子作りを再現した振り付けは、子孫繁栄を願うものであります。同様の踊りは、日本各地に見られます。二日目のフィナーレは、下帯姿の若い衆が激しくお湯をかけ合う「源泉湯かけ合戦」があり迫力満点です。湯量組と湯質組の二手に分かれ、どちらが勝つか熱い戦いが繰り広げられます。開会宣言のときは震えている若い衆も、いざ始まると野生的にそして楽しそうに湯かけをします。興奮のあまり、自ら湯船に入ってしまい、観客の笑顔を誘います。
甘酒やおしるこのお振る舞いは大好評なので、すぐになくなってしまうかも…。あわてずにマナーを持って並びましょう。夜間の温泉町はとても冷え込みますので、動きやすくて暖かい服装でおいでください。メイン湯かけ合戦は21時近くに行われますので、宿泊してゆっくり見ることをお勧めします。
