更年期女性の方へ・ばね指について
蒸し暑くなりました。※九州目線です。寒い地方の方、話が合わなかったらごめんなさい。さて本題。
おばさん世代のみんな! 体をいたわろう!
家事やパートやあれこれで、長年の疲労が蓄積していませんか?手指の痛みはありませんか?指の曲げ伸ばしは、腱によって行われます。屈筋腱には、腱が浮き上がるのを防ぐ靭帯性腱鞘というトンネル状のものがあります。
屈筋腱と靭帯性腱鞘の間で炎症が起きると、痛み、腫れ、熱感が指の付け根に障子に目あり。違う!指の付け根に生じます。これが腱鞘炎です。進行すると、ばね現象が起きます。これをばね指といいます。びっくり箱を開けると、縮こまっていた中身がばねの力で伸びあがるような感じです。
更年期、および産後や妊娠中の女性に多いです。また、糖尿病、透析患者の方もご注意を。
生活上、手指の酷使はやむをえない…まあ、使ったら休める・いたわるというのが鉄則です。
くれぐれも、愚かな私のように寒い時期に、家事や仕事のおさらい(包丁の使い方の復習)や年賀状手書きなどで頑張りすぎないでください!!あなたが背負い込まなくても、この世は回っていきます。
一回かかったら なかなか治りません。
病態
指の使い過ぎで
腱の肥大
+
腱鞘の肥厚
=
悪循環
治療
保存療法… 局所の安静、サポーターをあてがうなど。腱鞘内にステロイド注射をして、症状を緩和する。
手術療法… 保存療法で治らないときや指が曲がったままのびないときなどに、行う。
腱鞘の一部を切離する。術後は十日間ほど安静・水につけてはいけない。
結論 同世代に訴える!!
おばちゃんズのみんな!リアの友達もネット向こうのまだ見ぬあなたも、
みんな、元気で長生きしようね! そのためにも体をいたわりましょう。
監修 一般社団法人 日本手外科学会広報委員会
制作 エーザイ株式会社より 引用